「カロル先生」
「ユーリ、どうかしたの?」
「いや、お金あるか?」
「え? うん、ちょっとはあるけど、どうかしたの?」
「回復系統のアイテムがそこをつきそうなんだ」
「わわ、それは大変だね。料理は?」
「そっちは少し前に無くなったな」
戦闘面では男たちが頑張れば料理などは平気だ。ユーリやカロルでも全然大丈夫だ。それにラピードも加わればほとんど問題は無いのだが、流石に回復役のTPが無くなれば危ない。
「どこか街に行かないとね」
「まぁ、今回は居なかったしな」
「そうだね」
とある森の中で大きな魔物が見つけられた。街の住人たちはそれを危険と見なして倒して欲しいと依頼があったのだ。ユーリとジュディスとカロルで受けたのだが、いつの間にか全員で当たる事になった。
「ユーリ! 大変です。パティとリタが。今ジュディが頑張ってますが」
「出たのか!?」
「はい」
周囲の魔物を狩っていたら出てきたというところだろう。ユーリはエステルにすぐ行くと伝えてカロルを見る。フレンとレイブンに声をかけてきてくれって声をかけて走り出す。エステルもかけだす。
「リタとパティは?」
「軽い怪我なんですけど、流石にダメージが大きかったみたいで、気を失ってます」
「急がないとな」
「はい」
その日、死闘の末、戦いをせいした面々はくたくたになりながら町に戻った。面々は宿屋で泥のように眠るのだった。たまにあるブレイブヴェスペリアの日常w
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