「暑い」
「そうですね。砂しか見えませんね」
「まじでやばくなってきやがったな」
一人元気なおっさんは先へと進む。しかし、それを追っている面々の体力は限界近くだった。なんせ目の前で戦った魔物たちのこともそうだが、暑さが辛いのだ。オアシスで休憩を取るが砂ばかりの場所で道が無いのだ。道なき道を突き進むのは危険すぎるというのは分かっていた。分かっていたつもりだが、全員の頭の中に危ないという言葉が死ぬという言葉が出始めていた。休みを繰り返すわけにもいかないし、水筒の水ももう心もとない。カロルなど普段なら騒がしいが今回は静かなものだ。
「とりあえず、オアシスに戻ろう。このままじゃあ、全員が死んでしまう。何より危ないだろ」
「そうね。私もそれに賛成。おっさんは?」
「うん、どうかしたの?」
元気に戻ってくるおっさんに誰もがうざっと思う。しかし、そこは鉄の意志で押さえる。そしてそのまま戻る事を伝える。危ないのは確かだから。その日、パーティ一行はとある大型モンスターと相対し違うところへと運ばれた。そう、ヨームゲンへと
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