「リタ」
「どうかしたの、エステル」
慌ててくるエステルにリタは目を開いて驚く。冷静にと心に入れて聞くリタに呼吸の乱れを直す。
「ゆ、ユーリが」
「ユーリが?」
「私のベットで寝てるんです。隣にジュディスも一緒で」
その言葉に少し思考を停止させるリタ。早くに復帰できたのは幸いだろう。まさか女性部屋に男であるユーリが入ってるとは。しかも、同衾。しかしリタはどうしたものかと考える。一応男女のそれは知ってる。知っては居るがって所だ。
「とりあえずどちらか起こして事情を聞かないと」
「あの」
「ま、もう寝るから一緒にいきましょう」
このあと二人が全く起きず、二人が寝てるのを諦めて、リタとエステルも寝るのだった。ただ翌日、事情を聞いた二人はさらに驚くことになる。ジュディスが眠ってしまったためにユーリが寝かせたが、服を掴んでいたためにそのまま横になったということだった。
「そういえば、エステルは何してたんだ?」
「私はその本を読んでいたら、遅くなってました」
エステルとリタは読書していて遅くなったのだ。
「ま、俺らも普通に酒飲んで寝てしまっただけよ」
ジュディスはそう答えた。ユーリも頷いいた。そして、それぞれがそのことを忘れた頃、ユーリが今度はエステルの隣で寝ている姿が見られるtのだった。それはまた違うお話。
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