日記のため、ホムペに設置
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「デニム」
「何かありましたか?」
「仲間に加えたダークドラゴンが暴れてるんだ」
「ん~、じゃあ、僕が行くよ。仲間になってもらったばかりだし」
勧誘した仲間を気にしてるデニムに呼びかけた仲間は苦笑い。たまに勧誘した魔物系統のものが暴れるのはある。言葉を話せるのが魔物使いの勧誘した者や同じ勧誘持ちの者たちだけだからだ。デニムは早々に仲間になってくれたら戦力になると覚えたのだ。
『ぐぎゃぎゃぎゃ。ぎゃーーす』
大きな声を上げてどこか暴れそうなのを周囲で押さえてる。ロープが切れたら暴れてしまいそうだ。
「どうかしたの?」(ドラゴン語で)
「ぐぎゃぎゃぎゃ!」(傷の手当てと食事を要求する!!)
「ごめんなさい。怪我の治療と食事はすぐ準備するよ」(ドラゴン語)
「皆、食べ物とこの子の回復を」
「分かりました」
周囲の面々が怪我の治療と食事を差し出す。暴れも収まりロープを押さえてる者たちもほっと一息だ。これで病気だとか他にもこんなところ嫌だって言うものも居るのだ。元々野生で人間の間というのは嫌なものだろう。
「ぐぎゃぎゃ」(ありがとうロープ食い込んで痛いし、助かったよ)
「どういたしまして。仲間に入ってもらったのに無理させたら悪いし」(ドラゴン語で)
「ぐぎゃ」(これからよろしく)
「こちらこそ、よろしくね」(ドラゴン語で)
友情を深めてる一匹と一人なのだが、周囲から見ると今ひとつ感動シーンにもならない。なんせドラゴンというのは結構凶暴なのだ。口をあけて何か話すさまは人をいただきま~すという感じである。周りはあわあわ、一人おちついてるデニムであるのだが、これが後々他のドラゴンや魔物、人形などで見られるようになるのだが、それはまた違うお話。