日記のため、ホムペに設置
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「ラムザ、エーテルってあるか?」
「無いよ。今お金も切らせてて、仕事に出ててもらってるけど、微妙なところ。戦闘したほうが早い気がしてきたよ」
金策というのはどこのパーティでも必要で、ラムザたちも例に漏れない。勿論、その金策が出来れば問題は劇的に減るわけじゃなく、また必要なのでカツカツでしてるというのがどこのグループでも同じだ。溜めてっていうのは難しいし、ラムザたちは大所帯なのだ。
「マラーク、頼みがあるんだけど」
「なんだ?」
「ラファ呼んでてきてもらえないか?」
「ラファに。何か頼みごとか?」
「いや、前にラファが身体捌きだけでも教えてほしいって頼まれてたから。僕も身体を動かしたいんだよ」
「そういうことか。他に頼めば良いのに。俺とか」
マラークの言葉は最もだが、ラファはラムザに惹かれてる。勿論、戦闘の部分もあるのだが。
「まぁまぁ。お兄さんだと心配されすぎてとかあるんだろう。それに護身術使えたら、ラファが下手な男に誑かされる前に無事に帰ってくるだろうしね」
「ラムザ、任せた」
ラムザは妹を思い、言葉を出した。マラークも同じだ。そして、ラファとラムザはすれ違いつつも、鍛錬を始める。色々な思惑が絡まりつつ。人が集まれば色々と思惑が出てくるものである。