日記のため、ホムペに設置
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「鈴、どうかしたの?」
「これ」
猫の入った箱。街まで買い物に一緒に来ていて見つけたものだ。『なぁ~』と泣く様子は可愛らしい。しかし、鈴は困った顔をしている。今でも見ている猫の数は多い。確かに野良だからそのままだが、捨て猫を毎回拾ってるわけでは無いのだ。
「どうするの?」
「帰りにいたら、連れて帰っていいかな?」
「いいんじゃないかな」
鈴の隣に居たこまりはそう言うと微笑む。優しい子だと分かるからこそ。
「先に連れて帰っても良いんだよ」
「ううん、先に買ってから。そうじゃないとこの子の分も無いから」
「そっか。うん、じゃあ、早く行こうか」
「うん」
そして、二人が持って帰った猫にはマックスという名前がつけられた。新たな猫が加わった。