「ユーリ、どうかしたの?」
「ん、ああ。起こしちゃったか。悪い。ちょっと外で鍛錬しようかと」
「そうなんだ。ぼくはもう少し寝てるよ」
「ああ。そのほうが良いさ。カロル」
ユーリは宿屋から外に出る。武器を持ち、しっかりと前を見て歩く。
「ごめんなさいね。付き合ってもらっちゃって」
「まぁ、ジュディの言うことも分からないでもないからな」
二軍にいてる事が多いから、明け方に鍛錬しようと言い出したのだ。ユーリはそれくらいなら良いってことで毎朝付き合ってる。色々な技の実践にもなるし、街の周囲の魔物を狩ってるので丁度良い。お金も稼げるし、身体も鍛えられる。
「料理食べると動いてないから太っちゃうじゃない?」
「太ってるようには見えないんだけどな」
「女性はそれでも気にするものなのよ」
「そうかもな。まぁ、俺もそれはあるし」
ユーリとて甘党であるが、その分動く。ジュディの言いたいことも分からないでもない。そして、それは最近毎朝続けられてる日課。このことに気づいた面々がユーリとジュディスが付き合ってるかどうか聞くことになるのだが、それはまた違うお話。
(まだクリアしてませんが、ジュディ一軍あまり無い。まぁ、最も無いのがカロルとレイブンなんですけどね。一軍メンバーがほぼ固定してしまってるのでそろそろ違うのを考えなければ)
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