「ユーリ、大丈夫?」
「カロルとジュディは大丈夫か?」
「ええ、大丈夫よ」
「ぼくも大丈夫。でも、これで此処は良いかな?」
「そうだと良いな」
三人で闘ってたのはギガントクラスと呼ばれる魔物。流石に三人とも回復しないとと考えてる。グミや料理を準備していく。ブラスティアがなくなり、魔物の脅威もあるため受けた依頼をこなして行く。少数精鋭と呼ばれる凛々の明星の面々は今日も行く。今回の依頼は帝国の皇帝からである。騎士団に頼むという事をしなかったのは、街を守ってもらうためだ。
「しかし、俺ら色々忙しくね?」
「それに関しては、首領が決めることね」
「そうだね。確かに人を増やして仲間に街か店か任せたほうが良いかな」
「それもありね」
「そうだな。って、それくらいお金が溜まってるってことか?」
「うん。まぁ、なんていうか、ぼくらあまりお金を使って無いから。食材とグミばかりだし、ライフボトルもだけど」
「こうなってくるとレイブンやエステルのありがたみがあるなぁ。それにリタの」
リタは科学者としての仕事があるため、今はエステルと共に居る。実験は帝国で出来るが普段はエステルと共にハルルを守ってる。騎士団要らずのハルルだ。二人で魔物を倒してると聞こえるくらいである。
「とりあえず、此処を出て帝国に行きましょう。お金を貰わないとね」
「その後ダンクレフトにいって、次の仕事かな?」
「まぁ、そうかな」
「ラピードも迎えにいかないといけないし。レイブンと二人で回らしてるけど」
「今、どこに居るかな?」
「あの二人なら大丈夫でしょ。とりあえず、行きましょうか」
「そうだね。じゃあ、戻ろうか」
「ああ」
「そうね」
そして、ギガントモンスターの後始末をして、三人は歩いていく。その様子を見た周囲の魔物は隠れる。勝てない相手と本能で理解してるから。この後凛々の明星は人数を増やし、一つの街を形成することとなる。それは流通の拠点となる場所で人々をつなげる役割となるのだった。
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