日記のため、ホムペに設置
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「わんっ」
犬だった。そこそこに大きな犬。リードと首輪ついてるので飼い犬だな。
「俺、何も持ってないんだけどな」
「わんっ」
尻尾をぶんぶん振ってる。頭を撫でる。大きな犬だ。嬉しそうだ。
人懐こいなぁ。
「にゃぁ」
今度は猫か。犬の近くに来ても怖がらない。知ってる犬と猫なのか、お互いこちらを見てる。
猫の感情は今ひとつ知らないけど、頭を撫でる。こちらは首輪とかしてないな。
首辺りを撫でる。
「ふにゃぁ」
あ、吐息漏れてる。可愛い猫だな。犬のほうはこちらを見てる。
頭を撫でる。両手が一杯だ。猫と犬の一匹ずつだけど。
「人懐こいな。猫って人を警戒しなかったか? 犬にしても、知らない人だと吼えたりしないのか?」
「わん」
「にゃ」
二匹はこちらを見てる。ま、良いか。どうせ、今日はゆっくり街を見て回ろうと思ってたけど。
こうやって二匹に囲まれてると癒されるなぁ。動物園とか行けなかったしな。
俺の成績がかなりやばかったから、舞や佐祐理さんに助けてもらった。
そのせいで三人で出かける機会が無かったわけだけど、本当に良い先輩たちだな。
「わん」
ベンチにでも腰掛けよう。そのうち飼い主とか出てくるだろう。
犬は着いてきてくれるし、猫は抱っこしてベンチに座る。トイレとかちゃんとしてるっぽいな。
猫も飼い猫なんだろう。そうじゃなかったら野良にしても危ないな。
猫の背中を撫でてると、犬のほうは俺を見て尻尾を振ってる。今度はぶんぶんというより、ふりふりだ。
適当に名前でもつけておくか。知らない犬と猫じゃあかわいそうだし。舞もよく勝手に名付けてた。