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東雲遊人の日記(仮)

日記のため、ホムペに設置

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TOV(XBOX360)より

「エステル!」
「きゃっ!!」

魔物の攻撃を受けて大きくよろめいた彼女に声をかけたのはカロルだ。前線と魔術師との間くらいの位置に居たからこそ気づいたが、ちょっと遅かった。

「活心エイドスタンプ!」

カロルの声が響いて、エステルの傷が回復する。

「ありがとうございます、カロル」
「ううん、それより次が来るよ」

戦闘に入って早数分。敵はだいぶ減ってるように見えて減ってない。
実は囲まれていて、前線といってもユーリとジュディとラピード三人がかなり動き回って敵を倒してる。といっても、三人(一匹)は相手の間合いに入らぬように動いてるのだが。

「ファーストエイド!」
「ありがとう。ファイアボール!!」

魔法を唱えつつ、周囲に着てる魔物を炎の魔法で追い払う。追い払われた魔物はユーリの剣の餌食となっていた。ユーリにしても援護には向かいたいが中々に厳しい状態だ。

「愛してるぜ!」

レイブンが回復の矢を放ちながら周りを見る。

「おっさん、どこか抜け出せそうなところは無いか?」
「見てるのだけど、無いわ。殲滅の方が早いかも」

そういわれてユーリはジュディを見る。どこか一点でも開ければと思ったが、魔物の群れがよそうより大きかった。そして、ユーリとジュディスは間合いも広く素早く敵を倒せる技をチョイスしていく。

「はらぁくくれよ!」
「いくわよ!」

二人の声が響き周囲の魔物たちは光と消えていく。回復や攻撃を繰り返しながら、魔物は着実に減り、いなくなっていったのだった。

「疲れた~」
「というか、何で急に?」
「そうですね。繁殖期とかでしょうか?」
「違うと思うわ」

急に増えた魔物退治。面々に頼まれた急な仕事だ。本来ならブレイブヴェスペリアの面々の仕事だが、それぞれも手伝うことになったのだ。まさかこれだけ増えてるとはっていうのが本音だが。

「ほい、とりあえず料理作ったぜ。甘いのと、普通のと」
「悪いわね。一番動いてたと思うのだけど」
「まぁな。でも、疲れてるときには料理でも食べておかないと持たないぜ」
「ユーリは疲れてないの?」
「多少はな。流石に量が多かったし、ジュディもだろ?」
「そうね。バウルに来てもらって町で休みましょうね。今日は」
「そうだね」

流石にこんな野原ど真ん中で休む気は無い。何より周囲の警戒だけで疲れる。先ほど並のがまた着たら大変だ。だが、後日、この面々はこの場に来ることになる。ビッグボスが出たという事で。
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TOV(XBOX360)より

「カロル、大丈夫ですか?」
「うん、でも、この状況危ないよね?」

とある森というか、林というか、その中で二人は困っていた。仲間とはぐれた。

「回復なんかは大丈夫ですけど、ユーリたちが心配です」
「ぎゃくに僕たちの方が危ない気がするよ」

武器は持ってるし、魔物に対してもこのあたりなら大丈夫だろうと二人は周囲を見渡す。動いても変わらない景色により二人は荷物が無い事も考えて動かない事にしたのだ。襲ってきたときは闘おうと。背中を預けつつ休憩。

「見つけてくれると思うのだけど、火もたいたし」
「そうですね。大丈夫ですよね」

しかし、日向の当たらないところで火をたきつつも二人はどうしようか考えていた。どうにかして合流したい。

「普段はかばんもあるんだけど、ちょっとね」

かばんも無いカロルは不安だ。エステルにしてもどうしようか考えてる。

「ラピードなら見つけてくれるかな」
「大丈夫でしょう」
「そうだよね」

それでも不安は消えるものじゃない。第一に今までユーリであり、リタであり、なんだかんだで頼りになるのが居たのだ。

「よっと!」

上からユーリが降ってきた。カロルとエステルはぽかーんと口をあける。なんで、上から?

「カロルか、火をつけたの。おかげで見つけやすかったぜ。さ、引っ張り上げるからロープもってくれ」

説明のためにユーリがロープを見せる。上からフィッシュするのだ。そして、二人は武器を持ち、ロープを握る。ユーリは下の状態を見て火の後始末などをして、去る。二人が居たところに小さな動物が出てくる。彼らが合流し、この後、世界を救うたびになるのだが、それは本編で

TOV(XBOX360より)

「エステル、ちょっとこっちにきてくれないか?」
「どうかしたんですか?」

首を傾げつつもユーリの言われるところまで来るエステル。ユーリはそんなエステルを座らせる。野宿というわけじゃなく宿屋で今日は大部屋だ。二部屋取れない場合は男女相部屋である。

「ちょっとな、少し横になってくれないか?」
「はぁ?」

その様子を周囲の仲間たちは驚きと共に見ている。ユーリの横でころんと横になるエステル。ユーリは彼女の頭近くに座っている。

「少しこちら側を向いてくれ。あ、身体ごとな」
「え、はい」

意味が分からずともユーリの言う事を聞いてるエステル。どういう意味か考えてるが分からないものは分からない。

「ああ、やっぱり」
「はい?」

エステルの頭を持って、ユーリは膝に乗っける。横になったままのエステルは体を引きずられたことになるが、その行いに驚き固まってしまった。

「ゆゆゆゆ、ユーリ!?」
「動くなよ。普段なら反応しそうなのに反応してなかったからもしかしたらって思ったけど」

ユーリはそういってエステルの耳あたりの髪の毛をどかして耳掻きでこりこりと出して行く。耳掃除である。エステルはその感触にこそばゆい感じを受けつつも何も言えなかった。周りも微妙な納得と期待通りでなかったことに言葉を詰まらせる。

「耳掃除くらいなら私一人でも」
「エステルのことだから、毎日しててもこれなんだろうな。あまりしてないんじゃなくてお風呂のときくらいだろうし、それだと取れにくかったりする人は居るからな。ま、あまりエステルに危険な事があるとな」

金髪の王子様のような騎士団長代理が怒り狂うだろうということだ。エステルはユーリにされるがままで微妙に熱くなる頬と身体に驚いていた。しかも冷静になろうとすればするほど近くにあるユーリの顔や長いつややかな髪などで結局乱されるのだった。

「びっくりしたぁ。ユーリが急にエステルを」
「ん、襲うとでも思ったのか?」
「う、うん」

そう見えてしまった多感な少年カロル。ユーリは小さく笑みを浮かべる。

「そう見えるように仕向けただけなんだけどな。ちなみに発案は」
「私よ。リタ、そんなに本を掴むと本が指跡で曲がるわよ」
「うわっ」

すでに曲がってる。

「それとおじさま」
「あ、え、なんだい?」
「そのままだと」
「あうち」

矢が刺さるよって言おうとしたジュディスだったが、すでに遅かった。

「闘う事が多いのだしね」

ジュディスはそういってにこやかに笑みを浮かべる。企画発案の美女は楽しげに微笑むのだった。

TOVより(XBOX360より)

「カロル、大丈夫か?」
「うん、僕は大丈夫。ユーリ、ジュディスも大丈夫」
「ああ」
「ええ、大丈夫よ。でも、今回の依頼はこれで達成かしらね?」

戦闘を終えた三人はため息をつく。今回の依頼。それは、モンスター退治。といっても、それが普通のモンスターならギルドと帝國騎士とで協力で叩くのがほとんどなのだが、今回は違う。

「なんでこんなに一杯になったんだろうね」
「まぁ、それこそ分からないが正しいだろうな。リタやエステルが居たら何か分かるかもしれないが」

精霊と話が出来るエステルなら魔物の凶暴化や増加などの影響も精霊から教えてもらえたりする。勿論、精神力などを使うので疲れはするのだが。ジュディスもバウルと話せば出来るのだが。戦闘中にそんな余裕は無い。

「住みやすい環境だったのかもって言ってるわね。それだけじゃないでしょうけどね」
「天然の森の要塞みたいなものだしな。出入り口は一つみたいだったし」
「そうね。一方通行というよりも相手からしたら四方八方からになるしね。少し休みましょうか?」
「そうだな。なんか作るわ」

ユーリがてきぱきと準備をしていく。先ほどので回復アイテムがつきたとかは無いが、大量にいた敵はとりあえず沈静化してる。大きな魔物も倒したのでそのおかげだろう。

「これで沈静化して色々と出来たら良いのだけど」
「此処の木材が欲しいからと言ってもなぁ。正直、無駄に切るんじゃないぞって言わないと危ない気がするけどな」

ユーリはそういって少し違うところを見る。何か見えてるわけじゃないだろうが、ジュディスもカロルもその言葉に頷く。木々がたくさん短期間に芽吹き育つということは精霊の影響ということも考えられる。その怒りを買えば大変な事態にもなりえる。

「ま、後々は帝國とギルドに任せようぜ」
「そうだね。僕らはとりあえず魔物退治と少し木々を持ち帰るだけで良いだけだしね」
「そういうこった。ま、此処の木々が特殊だから少しで良いというのは助かるけどな」
「だね」

魔術師たちの依頼でもあり、帝國も関わる依頼。ギルドからも認可されてだ。三人はそれぞれバウルが降りれそうなところまで出る。今回ラピードはフレンの所に出張である。お届け物なのだが。ちなみに運び物は手紙であったりする。

ToHeart2ダンジョントラベラーズより

「ダンジョンの中に行ってる間、私たち暇ね」
「たまお姉ちゃん、それは仕方ないよ。でも、皆見つかってよかったよ~」
「本当にね」

とりあえず全員揃って、此処での生活を楽しんでるというか満喫中。他の面々も建物の掃除や料理などそれぞれの分担がある中で生活している。勿論、勇者というか、微妙にヒロイン的な位置取りの貴明は今日もパーティを決めてダンジョンにもぐっている。元の世界に戻るために。

「向坂先輩」
「どうかしたの?」
「時間が空いたので、どうします?」
「そうね」

暇な時間、全員好きなことをしてるが、たまにダイニングのテーブルに全員が集まったりする。ある意味余暇の過ごし方としては間違ってる気がするのだが、貴明が帰ってこないことには何気にする事が分からない。なんせ、メイドロボから主婦からと揃い踏みだ。それぞれにすることなど高が知れてる。

「平和ね~」
「帰ってきたら、それも終りなんだけどね」
「このみ、それは言わぬが花よ」

貴明が帰ってきたら、またそれぞれが立場を利用して、あわよくばなどと考えてる。そう、それぞれが。それぞれで……恋に正直であるとも言える。

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