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東雲遊人の日記(仮)

日記のため、ホムペに設置

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処女はお姉さまに恋ししてる2より

「千早~」
「薫子さん、どうかしたんですか?」

台所でデザートを作ってる僕のところに薫子さんが声をかけてきた。どうかしたのだろうか?

「宿題を教えてもらおうかなって。料理してるなら後でお願いして良いかな?」
「私もまだ出来てませんし、一緒にしましょうか?」
「ありがと~」

こちらに顔を出してすぐにもどっていった。薫子さんらしいな。それにしても、作ってるものとか聞かなかったけどあげたほうが良いのだろうか?

「千早、デザート作りってどうしたの?」
「雅楽乃と淡雪さんに。雅楽乃が食べたいって言ってたのを思い出した。ほら、カラスの件でちょっとね」
「ああ。それで。てっきり薫子がまたへそを曲げてかと思ったわ」
「もしかして、欲しいのですか? 普通のプレーンのとココアのクッキーですよ」
「そうね。後で少し貰おうかしら」
「多めに作ろうとしていて良かった」
「さすが気配り上手」
「褒めても何も出ませんよ」

微笑みを浮かべて香織理さんは行った。まぁ、どうせ配らないといけないわけだし。特に手伝ってもらった人用なわけだし。

「後は焼くだけね。その間に居間のほうで……」

セットして台所から居間のほうに移動すると寮生が揃っていた。楽しそうな笑みを浮かべてる。

「あ、お姉さま、作り終わりましたか?」
「史、これは?」
「皆様、味見役らしいです」
「ああ」

食べる気満々って事だ。優雨まで居るし。

「そう。でも、焼けるまで時間があるから宿題に取り掛からせて。時間がかかるから」
「そうですね。でわ、私はお茶の準備でも」
「お願いね。薫子さんもテーブルでだらけてないで始めますよ」
「ええっ!! 先に飴じゃないの!!?」
「私は飴と鞭なら、鞭が先ですから」
「ううっ」

笑い声が響く中、しばし宿題をする。皆でこういうのも悪くないなぁ。
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Kanonから

「香里~、熱いね」
「そうね。今年も暑いわね」

俺からしたら二人の長い髪の毛をポニーテールにしてうなじが見えてるから嬉しいのだが。夏休み入って受験のために集まった俺と香里。名雪はおまけというか、スポーツ推薦でいけるそうだが、勉強もしないといけない。面接があるのとある程度の学力はやはり必要なようだ。それで、俺たちに混じってしてるのだ。

「相沢くん、どうかしたの?」
「うなじが見えたの初めてじゃないが、あまり無かったから」
「そうだったかしら? 体育のときもばらばらだものね。そりゃあ仕方ないわ。名雪ので見慣れてないの?」
「名雪のは見た事があるが、香里のは無いし、こんな近くじゃないから」
「それもそうね。私も相沢くんの短パン、タンクトップ姿なんて見たこと無かったわ」
「悪いな。汚い格好で」
「お父さんのよりマシじゃない? ほら、白いランニングにステテコみたいなの」
「あ~、確かに」

名雪は首を捻ってるが、父親の見たくない姿であるのは確かだ。あれを見ると夏だなと思う反面、かなり嫌だ。いつか自分もああなるのではって危惧するときがあるくらいだ。なりそうで怖いな。

「とりあえず、エロい目で見てないので許すけど、あまりじろじろ見ないでね。恥ずかしいし」
「ま、勉強目的で集まってるしな。悪い、先生役頼んで」
「いいわよ。お世話になったお礼みたいなものよ。さてと、数学からだっけ?」
「おぅ。頼む」

夏場の勉強会。一人は早々と夢の世界に。汗かきながらだし、途中で起こしてシャワーと水分補給だ。俺たちもだけどな。扇風機が周囲の空気を混ぜる。たまに入る涼しい風が俺たちを撫でて行く。夏の戦争真っ只中だ。

テイルズオブヴェスペリアより(エンディング後捏造です)

「ユーリ」
「ん、エステル、どうかしたのか?」

ユーリたちと旅をして、ブラスティアをなくした世界。そして人が一歩一歩歩む。街に常駐する騎士や剣士たち。今までガーディブラスティアに頼っていた面々もそれらの知識を再び使って闘っている。

「私も外に出てはいけないのでしょうか」
「外の騎士たちがかわいそうだからやめておけって」
「この中、熱いんですよ」

エステルの言葉にユーリは頷く。先ほどエステルがユーリを無理やり入れた。街への移動の際に王族ならば馬車などを使うのだが、エステルは世界を旅して世界を救った英雄みたいなものだ。そんなわけで騎士たちは気合を入れて守ってるのだが本人であるエステルがこれまた外が良いと言ってるのだ。

「分からないでもないけど、そろそろ休憩にするだろうし」

でわ、何故ユーリが此処に居るかというとヨーデルがユーリたちのギルドに依頼。その際に引き受けたカロルやジュディスの陰謀によりユーリが来ることになったの。

「魔物を倒してすっとしたいんです」
「ちょっとはオブラートに隠そうぜ」
「無理です。此処の熱さは異常です」

馬車という乗り物の中は意外と快適では無い。その上、エステルはちょっとした正装。その意味は熱いだ。どこかに行くのに武装をしていくなんて事はないし、今回は視察が目的。そして、その際に多くの有名どころと合うとなると尚更だ。

「お~い、フレーン」
「ユーリ、どうかしたのかい?」
「悪いけどさ」
「うん?」
「エステル、外に出たいらしい」

フレンは少しの間顔をゆがめて、普段の笑顔に戻った。何とか戻したというのが正しいかもしれない。

「エステルさま、申し訳ありませんが流石にそれは出来かねます。もう少しの我慢ですし」
「ユーリがこそっと出してくれたらいいんですよ」
「いや、流石にそれは駄目です。私ならすぐさま見抜きます」

フレンの言葉に凹むエステル。熱さは確かに全員にある。それでも……フレンが悩んでるとユーリは自らの荷物袋からエステルご愛用の武装を取り出してエステルに渡す。

「え? ユーリ?」
「外にいたいなら武装はしておけ。流石に魔物に襲われて倒せないじゃ困るだろ?」
「でも、これは?」

お城においてきたはず。

「ヨーデルが渡してくれた。『エステリーゼのことですから、必要でしょう。フレンは無理だと思うので』って渡してきたぜ。さすが、よく分かってるじゃねーか」
「じゃあ、外に出ていいんですね」

熱さから晴れて放免みたいな顔をしているエステルにユーリは微笑みを浮かべた。

「無理はするなよ」
「ユーリが居たら大丈夫でしょう。それに、フレンも居ますし」
「えっと、ユーリ、後で陛下と共に話し合いをしましょうか? ええ、じっくりと」
「勘弁してくれ。俺はヨーデルの依頼で受けただけだからな。戦闘に出すなとも、戦わせるなとも言われて無い。ただ、無事に行って戻ってくる事が条件だ。ストレスで胃に穴が開いたとかは無事じゃないからな」
「分かったよ」

そして、フレンは元の位置に戻る。全員がユーリらを見ていたが、すぐさま周囲を警戒する。ユーリはふと横を見た。何かが引っかかった。その一瞬だけでエステルはユーリの背中に手を当てる。

「行きましょう」
「やる気があるのは良いけど、でかかったら逃げるぞ」
「勿論です」

そして、声が広がる。魔物だという声が。熱さから逃れても魔物の脅威は近くにある。エステルとユーリは二人して前へと走っていく。二人で一緒に闘うのは久々だ。暴れる黒獅子と暴れるお姫様二人は魔物へと突撃していった。

とらいあんぐるハート3

「恭也、熱いわね」
「夜だというのに、この熱さだからな」

薄着。恭也と桃子は縁側に座って空を見上げる。星が瞬いてる。しかし、熱さは二人にねっとりとへばりついてるようだ。水分を含んでる空気というのか不快指数はどんどん上がってることだろう。

「師匠、麦茶どうぞ。桃子ちゃんも」
「ありがとう」
「ありがとう、レンちゃん」

階段から音が聞こえてきて、こちらへと顔を出す。

「熱くて眠れない」
「でしょうね」

高町家はただいまエアコンを消したばかりだった。ずっとつけてるのは身体に悪い。だから、一定で切るようにしてるのだが、それが仇となった。なんせ切れた数分後には熱さが舞い戻ってきたのだ。熱くて全員が目を覚ましたのだ。なのはも目を擦りながらもお茶を求めて下りてきたのだ。

「一部屋に固まってエアコンつけるか。流石にこのままじゃあ、夏休みとはいえ身体に障る」
「そうね。私も仕事があるし、それを望むわ」

汗で服がへばりついてるのを恭也は見ない。空を見るという事で逃げてる。女性ばかりの中にいるからこその処世術というところだろう。

「美由希は?」
「お姉ちゃんは、お兄ちゃんが夜の鍛錬で失敗したって気絶したままじゃあ」
「ふむ、このままじゃあ、流石にあいつも脱水で危ないかもしれないな。晶、水頼む。全員分な」
「分かりました」
「レンはタオルケットを頼む。かあさんもな」
「はい」
「分かったわ」

その日、高町家は一部屋でそれぞれがソファやら床やらで眠りに落ちたのだった。

「美由希、何してるんだ?」
「あ、熱くてお水貰おうと台所に行こうとしたんだけど、なんだかふらふらしちゃって」
「お茶貰ったらシャワーでも浴びてすっきりしろ」
「そうするよ。それで物は相談なんだけど」
「ああ。俺は優しいから肩はかしてやるぞ」
「ありがとう」

美由希に肩を貸しつつ恭也は少しだけ後悔した。美由希の身体が熱いからだ。そんなことをいってもすると言った手前放置するわけにはいかないのだが。

「今年は危険な夏だな」
「そうだね。なのはたちは大丈夫?」
「お前より先に下りてきてる。下で皆で寝ることになった」
「恭ちゃんも?」
「俺もこの熱さはかなわん」
「そうだね」

冷房費を削りたいという試みである。扇風機とエアコンを併用する。それだけでぐっと変わるものだから。そして、熱さで参ってるそれぞれが身体の汗を拭い取って眠りに落ちる。ただ、朝になって体が冷えてきて恭也へと張り付いてる桃子、なのはに困るのは翌朝の話。美由希はレンと晶とだった。薄着で布団が無いのが原因なのだが、仕方ないことだろう。これからしばしば高町家で見られる光景だった。

TOVより

「ユーリ、これは要るかな?」
「要らないだろう。使ってないものだし」

カロルとユーリはそれぞれの防具を売却するために整理をしている最中だ。本来ならレイブンも居るはずなのだが、どこかへと用事といって逃げた。女性陣のほうへと向かったのはユーリとカロルは知ってる。女性陣は防具の買い物である。だいぶくたびれてきたのと、闘う敵が強くなってるのを考えての結果だ。

「こっちは?」
「アクセサリーはおいておけ。何時何で使うかわかんね~から」
「分かった」

二人はてきぱきと片付けたり出したりしていく。というより、小さな道具袋なはずなのに何故に此処まで入るか色々と聞いておきたい気がするが、二人は気にしない。何よりカロルのバックなんかはみんなの道具も入ってるのにだ。どこから出てきた、許容量オーバーだろうとか突っ込みたい部分は多々あるのだが。

「ジュディスとか大丈夫かな?」
「ま、荷物もちが居るし大丈夫だろう。じゃあ、これくらいだな」
「うん。わ、軽くなった」
「だな」

お互い荷物が軽くなったことを喜びつつすぐさまそこから立ち上がる。

「しかし、カロルが道具整理手伝ってっていったときは驚いたけどな」
「防具のってつけるの忘れちゃってた」
「武器まで売られるかと」
「確かにお金は必要だけど、大丈夫だよ。皆がそれぞれに出してくれたし」
「そか」

小さなギルドだが、小さいながらもしっかりと仕事をこなしてる上に、色々なところで顔なじみがあるからだ。小さな事からコツコツとで知ってる人が増えてるのだ。

「おじさん、これを売りたいのだけど」
「お、カロルじゃないか」

商人に顔なじみも増えた。いろいろな街で色々なものを買ったりしたからこそだ。ユーリはそれを聞きながらアイテムを見る。ライフボトルや回復系統はそれなりに準備しておいて損は無い。

「ユーリ終わったよ」
「こっちも、これくらいだな」
「だね」

回復アイテムなどを購入し今日の宿に戻る。一日休みを入れてまた移動だ。明日から歩いていくのだ。

「大丈夫だよね?」

空を見上げカロルは漏らす。絶対に大丈夫だと思う事が必要なのだ。そう、思いは力にかえられるのだから。

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